JavaScriptのオブジェクト
オブジェクトとは
JavaScriptはオブジェクト指向というプログラミング上の思想を受け継いでおり、ウィンドウ、ドキュメント、フォーム部品などいろいろなものをオブジェクト(物)として扱う
オブジェクト3種
・組み込みオブジェクト
・ブラウザオブジェクト
・DOM(Document Object Model)
組み込みオブジェクト
・数値(Number)
・文字列(String)
・真偽値(Boolean)
・配列(Array)
・数学関数(Math)
・日付(Date)
・関数(Function)
・正規表現(RegExp)
ブラウザオブジェクト
・ウィンドウ(Window)
・ナビゲーター(Navigator)
・プラグイン(Plugin)
・MIMEタイプ(MimeType)
・フレーム(Frame)
・イベント(Event)
・ヒストリ(History)
・ロケーション(Location)
・スクリーン(Screen)
・ドキュメント(Document)
・レイヤ(Layer)
・画像(Image)
・リンク(Link)
・アンカー(Anchor)
・アプレット(Applet)
・フォーム(Form)
・テキスト(Text)
・パスワード(Password)
・ファイルアップロード(File)
・隠し部品(Hidden)
・テキストエリア(Textarea)
・チェックボックス(Checkbox)
・ラジオ(Radio)
・ボタン(Button)
・サブミットボタン(Submit)
・リセットボタン(Reset)
・セレクト(Select)
・オプション(Option)
・エレメント(Elements)
・スタイル(Style)
ラッパーオブジェクト
・組み込みオブジェクトの中で、特に基本型である文字列、数値、論理値を扱うオブジェクト
・単なる値にすぎない基本型のデータを包んで(ラップ)、オブジェクトとしての機能を追加するためのオブジェクト
・JavaScriptでは、基本データ型と、オブジェクトとしてのラッパーオブジェクトとを自動的に相互変換するので、開発者は意識する必要はない
オブジェクトの構成要素
・プロパティ
・メソッド
プロパティ
オブジェクトが持つ、値を参照したり設定したりするための属性
例)navigator オブジェクトのプロパティ
navigator.appName // ブラウザの名前
navigator.appVersion // ブラウザのバージョン
メソッド
オブジェクトがサポートする、動作を指定する際に用いる処理
例)window オブジェクトのメソッド
window.alert("Hello"); // 警告ダイアログを表示する
window.open("xx.htm", "_blank"); // 新しくウィンドウを開いて表示する
オブジェクト、メンバの作成
var obj = new Object();
obj.field = 10; // 代入により field というメンバが定義された。
alert(obj.field); // 10 と評価される。
メンバの削除
var obj = new Object();
obj.field = 10;
alert(obj.field); // 10 と評価される。
delete obj.field; // delete 演算子により fieldプロパティが削除される。
alert(obj.field); // 削除され未定義となったため undefined となる。